サンタローズ村に、帰って来ました。
パパス「父さんは調べることがあるので、今日は家にいるが。
パパス「お前も、村の外に出たりしないようにな。」
父ちゃん・・・。
それは、外に出て来なさいってことか?
裏に含んだメッセーじなのか?(天邪鬼。)
パパの言いつけどおり外に出ると、
自分と似たような格好の、お兄ちゃんに出会いました。
紫色のターバンに、紫色のマント。
そこはかとなく漂う哀愁。
・・・はっ!Σ( ̄ロ ̄lll)
こ、こいつさては!!!
(気付いちゃったか?)
紫好きだなっ!?
(いや・・・。)
紫好き兄ちゃん「ん?坊やは、不思議な宝玉を持っているな」
紫好き兄ちゃん
「そうか、ゴールドオーブって言うんだね。」
「そのオーブを、ちょっと見せてくれないか?」
・・・・・・・・・(´・ω・`)
紫好き兄ちゃん「あはは。盗むつもりはないよ。信用してほしいな。」
なっ!
兄ちゃん!それは誤解だっ!
こころはちゃんと知ってるぞっ!
紫好きの人に、悪い人はいないって!
(なんか履き違えているぞ。)
ゴールドオーブを手渡した。
紫好き兄ちゃん「本当にきれいな宝玉だね。はい、ありがとう。」
ゴールドオーブを返してもらった。
紫好き兄ちゃん
「坊や、お父さんを大切にしてあげるんだよ。」
「どんなツライことがあっても、負けちゃ駄目だよ。」
うん!
兄ちゃんも、あんまり子供に不吉な予言してちゃ駄目だよっ!
紫好きの兄ちゃんのことは、他の村人達も気にしていました。
シスター「ねぇ坊や。教会の前にいたステキな人は、まだいるかしら・・・」
神父さ〜ん!
このシスター、もう破門した方がいいんじゃな〜い?
シスター「どうしましょ・・・。もしかして私に気があったりして・・・。ぽっ」
お前がどうしましょだ!( ̄△ ̄;)
武器屋の大将
「最近、村におかしなことが起こるんだ。」
「先日村にやってきた、あの変なヤローのせいじゃないかなぁ・・・」
いや大将、それは誤解だっ!
紫好きに悪い奴はいねぇ!
同じ紫好きとして、これは放って置けません。
兄ちゃんの誤解を解くべく、こころは調査に乗り出しました。
まずは、
宿屋にいた旅の人から、聞き込み開始です。
旅の人「へぇ。坊やの父さんはパパスっていうのかい。」
そうなんですよ〜。
上から読んでもパパスパパ。
下から読んでもパパスパパでお馴染みの、あの人です( ´д` )
旅の人「そういえば昔、どこかの国にパパスという国王がいたなぁ。」
・・・・・・・っ!!Σ( ̄ロ ̄lll)
ちょ、ちょっと旅の人・・・。
迂闊なコト言わないでよ。
そりゃ、こころだって薄々気付いちゃいるけど。
パパが、どうしても隠したいみたいだから・・・。
気づかないふりしてあげてるの。優しさなの。
親子間の、大事な大事な暗黙の了解なの。
だから二度と言っちゃ駄目だよ?解った?
もし言ったら、ギガデインからね?( ´д` )
(にっこり笑って目が本気。)
旅の人「ま、まぁ、坊やの父さんとは別人だろうけどね。」
それでよし。
こんなふうに、村の人たちから話を聞いて回るこころ。
村で起こっている変なことと言うのは、
まな板が失くなった。(サンチョさん。)
たんすの中に入れたはずのお裁縫箱が、イスの上にあった。(武器屋のおかみさん。)
宿帳に、おかしなイタズラ書きがしてある。(宿屋のオーナー。)
こんな感じに、
子供の悪戯レベルのことが、あらゆる場所で起こっているのです。
その中でも、農家で起きたコトは深刻です。
おばさんが作ったお鍋が、いつのまにか空っぽになっているのです。
一体誰が中身を食べたのかっ!?
おばさんは、おじいちゃんのせいにしています。
おばさん「おじいちゃんも、お腹がすいたなら、そう言えばいいのに。」
一方おじいちゃんは、
おじいちゃん
「わしゃ食べ取らんぞ!
わしのことを子供あつかいして、うちのヨメも困ったヤツじゃわい。」
大変!
嫁と舅の、家庭内イザコザが勃発!
誰かーーー!
今すぐみのさんに、思いっきり生電話をーーーっ!
(助けてみのさーん!)
そして、バーに辿り着く。
バーテン「おや?グラスがないと思ったら、こんなところにあったか。」
うむむむ〜。
ここでもやっぱり、起きてたかぁ〜。
これは一体誰の仕業・・・。
誰の・・・・・・・。
誰の・・・・・・・。
誰・・・の・・・・・・っ!
のわぁぁあああああ!!Σ(`ロ´ノ)ノ
な、な、なんか!
なんか透けてる人がいるっ!!
また出た、半透明・・・・・・(うんざり)。
紫がかった髪に、とがった耳。
ああ・・・。
紫の髪の人・・・。
その正体は速水社長・・・(違)。
紫好きに、悪い奴はいない!
(結論!)
ちょっと、お嬢さん・・・。
あちら側が、透けて見えてますよ・・。
半透明「まあっ!あなたには私が見えるの!?」
ええ。あちら側までばっちり。
半透明「よかった!やっと私に気がついてくれる人を見つけたわ!」
なんか、見ちゃいかんモノ見ちゃう体質なんですよね・・・。
半透明「私が何者かですって?」
あ、えっと・・・。
半透明「待ってここじゃ落ち着かないわ。」
え?あ、うん・・・。
半透明「たしかこの村には、地下室のある家があったわね。」
あの・・・。
半透明「その家の地下室に行ってて!私もすぐに行くから・・・。」
ドロン!!
(ドロン?)
・・・・・・・・ぽかーん( ゚д゚ )
また出た、暴走キャラ・・・・・・。
(不吉な予感。)
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