地下室のある家・・・。
それは我が家!
僕んち!
サンチョただいま〜。
まな板みつかった?
え?たんすの中から出てきた?
も〜。
サンチョはうっかりさんだなぁ〜。
洗濯ものと一緒に、まな板取り込んじゃったんだな!
こいつめっ!( ´д` )σ)`3´)ぷに
地下室へ行くと、さっきの半透明さんがいました。
ベラ「来てくれたのね!私は、エルフのべら。」
闇に 隠れて 生きる!
「おいら、怪しいモノじゃないんだ!」
・・・あ、これは違うか。
「あたいのムチは痛いよ!」
こっちか( ´д` )
(どっちも違いますから。)
ベラ「実は、私たちの国が大変なの!」
ベラちゃんは・・・。
エルフの国が大変なので、人間界に助けを求めに来たものの。
誰も自分の姿に気付いてくれず・・・。
悔しくて腹いせに、悪戯して回っていたらしい。
ベラ「気がついてほしくて、いろいろイタズラもしたわ。」
うん。
そんなコトは、この際どっちでもいいわけ。
ベラ「ともかく、私たちの国に来てくださる?」
ん〜。
どうしよっかなぁ〜。
子供は無茶しちゃ駄目って、パパに言われたばっかりだし・・・。
外に紫頭巾の兄ちゃんいるからさ、あっち誘ってみれば?
あれ、たぶん勇者だぞ( ´д` )
(気付いてるっ!!)
ベラ「そして、詳しい話はポワン様から聞いて!」
ドロン!!
・・・はっ!Σ(゚д゚)
いつのまにか、ベラの姿は消え。
変わりに現れた、光の階段。
答えも聞かずに、あのエルフ・・・。
待てー!
まだ行くとは言ってないーー!!
・・・でも光の階段がこころを誘っている・・・。
きゃ〜〜。
上ってみたい〜〜〜てけてけ〜〜〜ヽ( ´д` )ノ
(光り輝くモノが好き。)
階段を上ったそこは、雪の降るキレイな村。
妖精の村。
湖の中にそびえる大きな木。
蓮の葉の橋を渡り、
通された玉座の間には、偉そうなおばちゃんがいました。
ポワン「ようこそ、妖精の村へ」
どうやら、この人は女王様。
偉そうなんじゃなくて、本当に偉いわけですね。
ポワン
「あなたに私たちの姿が見えるのは、
何か不思議なチカラが、あるためかも知れません。」
さ・・・。
来ますよ。そろそろ来ますよ。
(何が?)
ポワン「あなたに頼みがあるのですが・・・。」
ほら来た!!
ポワン「引き受けてもらえますか(にっこり)?」
まずは、用件を言っていただかないと、
こころにだって、出来ることと出来ないことがありますから?( ´д` )にっこり返し。
ポワン「・・・・・・・(にっこり)。」
(あ、引きつってる。)
ポワン
「実は私たちの宝、春風のフルートを、あるモノに奪われてしまったのです。」
「このフルートがなければ世界に春を告げることが出来ません。」
妖精の国は、季節をつかさどります。
このまま妖精の国が冬だと、春を告げられません。
世界はずっと冬です。
氷河期到来で、世界は凍り付いてしまうでしょう。
はっは〜ん。
それで村の人たちが、寒い寒い言ってたんだなぁ。
家の前の兄ちゃんなんてさ、
もうすぐ夏なのに、焚き火おこして「寒い寒い」って言うから、
そっとしておいて上げなきゃいけない人なのかと思ってたら、本当に寒かったのか〜。
(主人公は、寒さなんか平気なのです。何故なら主人公だから。)
ポワン「そんな、春風のフルートを取り戻してくれませんか?」
とりあえず、パパに相談して来てもいいですか?
ポワン「そうですか・・・。残念ですが、しかたありませんわね。」
・・・っ!!!!!!!!!
は、はじめて・・・。
はじめて。
引き受けなくても、許してくれた人がいた・・・(目頭つーん)。
そう・・・。
こんなのもあっていいの!
選択の自由だって、あっていいはずなの!!
よーし。
じゃあ、そういうコトで!( ´д` )ノさよならちゃん
爽やかに挨拶をして、家に帰ろうとしたら・・・。
さっき渡って来た、
葉っぱの橋が消えました・・・・・・。
・・・( ̄□ ̄;)!!!!!!!!
・・・( ̄□ ̄;)!!!!!!!!
・・・( ̄□ ̄;)!!!!!!!!
パパ・・・。
生まれてはじめて、世間の怖さを知ったみたい・・・。
(大人の階段、上ったみたい・・・。)
エルフは・・・・・・怖い・・・。
ポワン「まあ!引き受けてくださるのですね!」
・・・・・・はい。
ポワン「あなたが無事にフルートを取り戻せるよう、祈っていますわ。」
そうしてポワン様は、ベラをお供につけました。
ベラ「私をお供につけるなんて・・・。やっぱり、小さな子供だからって心配なのかしら。」
いや・・・。
逃げないよう監視させるためだと思う・・・(泣)
エルフ1「私たち妖精には、剣を振るうチカラはありません。」
エルフ1「どうか、ポワンさまの願いを叶えて上げて下さいませ。」
剣を振るう力なんか無くても・・・。
別のチカラが山ほどあるだろうに・・・。
お家帰りたい・・・ぐすん。
|