その10。









地下室のある家・・・。








それは我が家!
僕んち!







サンチョただいま〜。
まな板みつかった?



え?たんすの中から出てきた?


も〜。
サンチョはうっかりさんだなぁ〜。



洗濯ものと一緒に、まな板取り込んじゃったんだな!
こいつめっ!( ´д` )σ)`3´)ぷに











地下室へ行くと、さっきの半透明さんがいました。



ベラ「来てくれたのね!私は、エルフのべら。」





闇に 隠れて 生きる!

「おいら、怪しいモノじゃないんだ!」


・・・あ、これは違うか。


「あたいのムチは痛いよ!」

こっちか( ´д` )
(どっちも違いますから。)





ベラ「実は、私たちの国が大変なの!」




ベラちゃんは・・・。

エルフの国が大変なので、人間界に助けを求めに来たものの。
誰も自分の姿に気付いてくれず・・・。

悔しくて腹いせに、悪戯して回っていたらしい。



ベラ気がついてほしくて、いろいろイタズラもしたわ。」



うん。
そんなコトは、この際どっちでもいいわけ。



ベラ「ともかく、私たちの国に来てくださる?」



ん〜。
どうしよっかなぁ〜。

子供は無茶しちゃ駄目って、パパに言われたばっかりだし・・・。





外に紫頭巾の兄ちゃんいるからさ、あっち誘ってみれば?


あれ、たぶん勇者だぞ( ´д` )
(気付いてるっ!!)





ベラ「そして、詳しい話はポワン様から聞いて!」







ドロン!!





・・・はっ!Σ(゚д゚)








いつのまにか、ベラの姿は消え。

変わりに現れた、光の階段。








答えも聞かずに、あのエルフ・・・。







待てー!
まだ行くとは言ってないーー!!







・・・でも光の階段がこころを誘っている・・・。







きゃ〜〜。
上ってみたい〜〜〜てけてけ〜〜〜ヽ( ´д` )ノ
(光り輝くモノが好き。)











階段を上ったそこは、雪の降るキレイな村。
妖精の村



湖の中にそびえる大きな木。
蓮の葉の橋を渡り、
通された玉座の間には、偉そうなおばちゃんがいました。




ポワン「ようこそ、妖精の村へ」



どうやら、この人は女王様。
偉そうなんじゃなくて、本当に偉いわけですね。



ポワン
「あなたに私たちの姿が見えるのは、
何か不思議なチカラが、あるためかも知れません。」



さ・・・。
来ますよ。そろそろ来ますよ。
(何が?)



ポワン「あなたに頼みがあるのですが・・・。」



ほら来た!!



ポワン「引き受けてもらえますか(にっこり)?」



まずは、用件を言っていただかないと、
こころにだって、出来ることと出来ないことがありますから?( ´д` )にっこり返し。



ポワン「・・・・・・・(にっこり)。」
(あ、引きつってる。)






ポワン
「実は私たちの宝、春風のフルートを、あるモノに奪われてしまったのです。」
「このフルートがなければ世界に春を告げることが出来ません。」






妖精の国は、季節をつかさどります。
このまま妖精の国が冬だと、春を告げられません。

世界はずっと冬です。
氷河期到来で、世界は凍り付いてしまうでしょう。





はっは〜ん。
それで村の人たちが、寒い寒い言ってたんだなぁ。

家の前の兄ちゃんなんてさ、
もうすぐ夏なのに、焚き火おこして「寒い寒い」って言うから、
そっとしておいて上げなきゃいけない人なのかと思ってたら、本当に寒かったのか〜。
(主人公は、寒さなんか平気なのです。何故なら主人公だから。)





ポワン「そんな、春風のフルートを取り戻してくれませんか?」





とりあえず、パパに相談して来てもいいですか?





ポワン「そうですか・・・。残念ですが、しかたありませんわね。」









・・・っ!!!!!!!!!











は、はじめて・・・。



はじめて。
引き受けなくても、許してくれた人がいた・・・(目頭つーん)。








そう・・・。
こんなのもあっていいの!


選択の自由だって、あっていいはずなの!!



よーし。
じゃあ、そういうコトで!( ´д` )ノさよならちゃん








爽やかに挨拶をして、家に帰ろうとしたら・・・。















さっき渡って来た、
葉っぱの橋が消えました・・・・・・。









・・・( ̄□ ̄;)!!!!!!!!







・・・( ̄□ ̄;)!!!!!!!!






・・・( ̄□ ̄;)!!!!!!!!








パパ・・・。
生まれてはじめて、世間の怖さを知ったみたい・・・。
(大人の階段、上ったみたい・・・。)

















エルフは・・・・・・怖い・・・。
















ポワン「まあ!引き受けてくださるのですね!」



・・・・・・はい。



ポワン「あなたが無事にフルートを取り戻せるよう、祈っていますわ。」



そうしてポワン様は、ベラをお供につけました。



ベラ「私をお供につけるなんて・・・。やっぱり、小さな子供だからって心配なのかしら。」



いや・・・。
逃げないよう監視させるためだと思う・・・(泣)



エルフ1「私たち妖精には、剣を振るうチカラはありません。」
エルフ1「どうか、ポワンさまの願いを叶えて上げて下さいませ。」



剣を振るう力なんか無くても・・・。

別のチカラが山ほどあるだろうに・・・。















お家帰りたい・・・ぐすん。









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