その63。








命のリングを見つけた。

命のリングには、かすかに母のぬくもりがあった!






・・・母のぬくもりなんか覚えてないから、あれだけど(´-ω-`)
(台無し。)










好きにするがいいと言われたが・・・。


好きにするって、何を好きにすればいいんだか・・・。




サンチョ「マーサ様は魔界に・・・。」




いいじゃん。




サンチョ「我々の旅は、いつまで続くのでしょうか・・・。」




もうこれで、めでたしめでたしってことでいいじゃん( ´д` )




大体ね、前にも言ったけど、

こころ、ママ対する思い入れって、特に無いっちゅうか・・・なんちゅうか・・・。
(ファザコンだから。)






すると、ものすごいタイミングで命の指輪から声が聞こえる。




「わたしの名はマーサ。」




・・・っ(驚)!!!Σ(`ε´ノ)ノ




「わたしの声が聞こえますか?」




・・・聞こえません。




「ああ!私の・・・この母の声が、聞こえるのですねっ!!」




やだ・・・。

この人・・・本物だわ・・・なんとなく( ゚д゚ ;)
(親子の勘。)




マーサ「大きくなったお前の姿を、この母はどんなに見たいこどでしょう!」




この母この母って・・・どいつもこいつも・・・。
自己主張激しいんだから・・・。

この母も、その母も、どの母も無ぇよ。




マーサ「しかし、それは願ってはいけないこと。」




・・・・・・あのね、ママ(´-ω-`)




マーサ「魔界に来てはなりません。」




・・・だったら声をかけるなという話でね。




ちょっとそこ座りなさい。(お説教モード)




マーサ「お前には、すでに可愛い奥さんと子供達がいると聞きました。」




・・・ママ・・・。




マーサ「この母など忘れて、家族仲良く暮らすのです。」




・・・ママ・・・。




マーサ「さあ、もうおゆきなさい。すぐそこに、可愛い人が待っているはず。さようなら・・・。」




・・・ママったら・・・。




サンチョ「ぬおおおおお!マーサさまっ!!なんという慈愛に満ちたお言葉っ!!」




・・・上手いんだから・・・もう・・・(´-ω-`)




サンチョ「王!今のお言葉、生涯忘れてはなりませんぞっ!!」




はいはい。


どうやら私の性格は、ママ似です。
(血筋だな。血筋。)










すぐそこに、可愛い人が待っているはず・・・。





可愛い人・・・。



可愛い人・・・。






「くえーーっ!くえーーっ!きぃーーーっ!きゃっきゃっ!」





やばい・・・。
森の小動物達が騒いでる・・・っ!不吉な予感Σ( ゚д゚ ;)
(なんでやねん。)





ビアンカ「ここは、どこかしら・・・?私ったら今までなにを・・・?」




・・・・・・・はっ!Σ( ̄ロ ̄lll)




ビアンカ「あら!あなたたちは!」





ぎゃーーー!!



お久しぶりです、ビアンカ姉さん・・・。











なんや、わあわあ言うとりますけども。


グランバニアに戻ってきました。




ビアンカ「そう・・・。私ったら10年も石にされてたのね・・・。」




そうらしいよ。

かなり、死後硬直じゃない?大丈夫?



ゴテン「お母さんがこんなに綺麗な人だったなんて・・・。」
ゴテン「お父さんも、結構スミにおけないわね。」




いやいや、お母さんがお父さんをゲットしたんだよ?

スミにおけないのは、お母さんの方だ。





感動の(?)親子対面中、おじおじに呼び出されたこころ。




あ〜。ずっと国まかせっきりだったからなぁ。

おじおじ、スマン!




オジロン「王は、暗黒の魔界に行かれるおつもりか?」




ん?いいや?行きませんよ?




オジロン「それを聞いて安心した。これでこの国も安泰!万々歳じゃ!」




万々歳じゃ〜〜!やっほー!ヽ( ´▽`)ノ





・・・でもね・・・。



でも・・・。このおじさんが、許してくれないんすよ・・・。





サンチョ「パパス王のご遺志をついで、マーサ様を助けていただきたい・・・。」
サンチョ「そのためにはこのサンチョ、どんな所にでもお供いたしますぞっ!」




あー、うん・・・。そうね・・・。




サンチョ「あまり城の人々の目については、みなをいたずらに心配させるばかり。」
サンチョ「ここは早く城を経つのが正解かと思いますよ。」




ね・・・。行く気まんまんなのよ、サンチョおじさん・・・。





ゴハン「お父さん。伝説の勇者ってボクのことなんでしょ。」




・・・うん、そうだよ。




ゴハン「行こうよ!行って悪いやつをやっつけようよ!」
ゴハン「ボクはそのために生まれてきたと思うんだ!」




・・・なっ!!
違うよ!何言ってんのよ、ごはんーーー!

ゴハンは、自分の幸せ見つけないっ!ばかっ!!(>△<)




ビアンカ「どんなことになっても、私はあなたについていくからね。」




いやーーーーー(悲痛)!!(TдT)




サンチョ「おっと、こいつは。私は、お邪魔でしたかな・・・。」




殴っていいか・・・。このおっさん・・・。














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