レヌール城内で、
なんだか半透明な貴婦人発見。
・・・ちょいとお嬢さん、あちら側が透けて見えてますよ。
(お化けに違いない。)
ソフィア「私はこの城の王妃。」
ソフィア「十数年ほど前、お城の者はみな、魔物に襲われ殺されたのです。」
ソフィアさん曰く。
邪悪なテの者が、世界中から身分のある子供をさらっているらしく、
このレヌール城にも、もれなくテの者がやって来ました。
でも、この王家には子供がいなかったので、その腹いせに城を壊滅させたそうです。
うーむ。
なんか解らんが、その「テの者」と言うのが、この世界の悪者なんだな。
つまり、この旅の目的は、「テの者」を倒すこと!!
(違います。)
なんだよ「テノ者」って・・・。
(ふと我に返ってみる。)
ソフィア
「このほろびた城に住み着いたゴーストたちを追い出してください。」
ソフィア
「そうでなければ、お城の者たちは、
いつまでも、呪われた舞踏会で踊らされたままなのです。」
んの・・・っ!Σ( ̄ロ ̄lll)
呪われた舞踏会っ!!!
(呪い出た呪い。)
それは、是非とも見学したい。
あわよくば、それに参加したい。
よし、先を急ごう!
先に進むと、
今度は半透明のおじさん発見。
・・・ちょいとおじさん、あちら側が透けて見えてますよ。
(間違いなくお化け。)
このおじさんこそ、城の主のエリック王。
(透けてるけど。)
昔はこの城で、愛するソフィア王妃と一緒に、
ゴージャスな銀のティーセットで午後の紅茶を楽しむ・・・。
そんな、ブリリアントな日々を過ごしていたらしい。
今は透けてますけどネ!(≧w≦)ぷっ
(ぷっ!じゃないだろ・・・。)
エリック「どうかお願いじゃ!ゴーストたちのボスを追い出してくれんか?」
え。怖いからイヤです。
ごごごごーーん!!
がらがらがらぴしゃーーーーー(雷鳴)!!!
!!Σ(゚д゚)
エリック「すまぬ、雷でよく聞き取れなかった。」
・・・・・・・・・。
エリック「もう一度聞こう。ゴーストたちのボスを追い出してくれぬか?」
ん、だから怖いからイヤ・・・。
ごごーーーーん(雷)!!
!!Σ(゚д゚)
エリック「え?なんだって?聞き取れなかった。もう一度・・・。」
・・・だから・・・・・・。
ごごごごごごご(轟音)!!
エリック「ああ、すまん。もう一度・・・。」
・・・・・・・・・もういいです。
エリック「そうか、やってくれるか!!」
いいから、お前成仏しろ・・・。
呪われた舞踏会というのは。
休みたいのに休めない!
ああん、体が勝手にリズムを刻んでぇえええええええ!!
・・・というものらしい。
疲れても踊り続ける、人々の苦しむ姿を見て、モンスターたちは楽しんでいるのです。
人々・・・と言っても、
全員もれなく半透明なので、正確にはお化けなのですが。
モンスター達は、今日のごちそうを待っています。
今日は、特別のごちそうが出る日なんだそうです。
とっておきの食材を使った、とっておきの料理。
しかも、そんなステキ食材を、親分が直々に用意しているらしい。
おおう。
なんて部下思いの親分なんだ・・・。
どちらかと言えば、
さっきのエリック王よりも、こっちの親分に付いて行きたい。
そして、その「とっておきの料理」とやらを、こころも食べたい。腹八分目で。
なので、親分を発見した時には。
こころ「おやびーん( ´д` )」
ちょっと馴れ馴れしく、「おやびん」呼ばわりしてみた。
おやびん「よしよし。おいしい料理を作ってやろうじゃないか。こっちに来なさい、」
ほらね?
おやびんも、心を許してくれてるでしょ?
おやびん「ただし、お前らが材料だがな!!」
パカッ!!
・・・ん?ぱか?
ぴぴゅーーーーん(落下)!!
・・・んん!?
と、落ちたところは台所の大皿の上!
なにーーーーっ!!Σ( ̄ロ ̄lll)
がっでーむ!
自分達が、とっておきの食材だったーー!!!
(解ってたクセに。)
「ぺっ!ぺっぺっぺっ!」
うわぁ、どうしよう・・・。
「ぱっ!ぱっぱっぱっ!」
味付けされてる・・・。
「さっ!さっさっさっ!」
なんか、味の素っぽいのふられてる。
大人しくされるがままになっていたら。
料理が完成したらしい(自分達)。
料理っても調味料を適当にふられただけて。
生ですよ、生。生肉(自分達)。
お皿が大広間に運ばれました。
「おおおおおおお〜〜〜〜(大歓声)!!!」
え?え?え?Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
「ごちそうだ!」
「お〜〜これはうまそうだ(大絶賛)!」
ああ、うん。
自分でもちょっとそうかな〜って思う(。-_-。)ポッ
(照れるな照れるな。)
予想以上に、モンスターが喜んでくれたので。
こちらも期待以上に、ぶっ飛ばして上げました。
おばけキャンドル・・・。
にっこり(*´д`*)