じゃ美「わっはっはっ!オレは不死身だ!」
ああ、なるほど。
不死身なのかコイツ。どうりで(´・ω・`)
(納得すんな。)
じゃ美「誰もこのオレさまを傷つけることはできまい!」
うん。無理っぽい(´・ω・`)
(諦めんな。)
じゃ美「死ね!」
・・・っ!Σ( ̄ロ ̄lll)
ビアンカ「やめてー!」
・・・っ!?Σ( ̄ロ ̄lll)
なんと!
ここでビアンカが、戦いにおどりでたっ!
げげっ!ビアンカっ!
ビアンカ「やめなさいジャミ!」
じゃ美を叱りつけるビアンカの身体は、
不思議な光に包まれている!
わぁ、怒ってる・・・。
怒ってるよ・・・ビアンカねえさん・・・。
じゃ美「こ、この、光は・・・。」
ビアンカねえさんの怒りのオーラだよ。
じゃ美「・・・・・っ!」
みるみるうちに、
ビアンカねえさんの怒りのオーラが、じゃ美のバリアを消し去ってゆく・・・。
すげぇです、ビアンカねえさん・・・。
ビアンカ「さあ!いまよ!」
はい!ビアンカねえさん!!(`・ω・´)ノ
怒りのオーラをまとったビアンカねえさんは、もう誰にも止められません。
じゃ美ちゃん、ご愁傷様。
じゃ美「こ、こんなはずは・・・。さ、さっきの光は・・・。」
怖いだろ。
もう泣きそうだろ。
あれが怒りのオーラだよ・・・。
じゃ美「まさかその女!伝説の勇者の血を・・・。」
あ?でんせつの、なんだって?
じゃ美「ゲマさま!ゲマさま・・・!ぐふっ!」
あ・・・。
逝っちゃった・・・。
ゲマさま?はて?
誰でしったっけねぇ・・・。
ゲマ「ほっほっほっほっ」
・・・って、なんか出たっ!
ゲマ「ほっほっほっほっ」
こ、この笑い方・・・っ!
ゲマ「ほっほっほっほっ」
こ、この、きっしょい笑い方は・・・っ!Σ( ̄ロ ̄lll)
誰っ!!Σ( ̄ロ ̄lll)
(覚えとこうよ、そこは)
ゲマ「まさか、あなたが勇者の子孫だったとは・・・。」
ビアンカ「・・・私が・・・勇者の子孫?」
ええー!そうなのっ!?
ビアンカが勇者の子孫だったの!?Σ( ̄ロ ̄lll)
ゲマ「ミルドラース様の予言では、勇者の子孫は高貴な身分にあるとのことでした。」
そ・・・そんな・・・。
ビアンカが勇者の子孫だったなんて・・・。
ゲマ「その予言に従い、めぼしい子供をさらっていたのですが・・・。」
こんなこと・・・こんなことが・・・・。
ゲマ「どうやらその子供・・・。」
ゲマ「伝説の勇者は、お前の血筋により、これから生まれてくるのでしょう。」
こころ・・・こころじゃ・・・ない・・・の・・・?
(聞いちゃあいない。)
ゲマ「しかし、それだけはさせるわけにはいきません。」
こころだと思ってた!
こころだと思ってたーーーっ!
やだーーー!
こころが、勇者の子孫がいいーーーーっ!ヽ(。`Д´。)ノ
(はいはい。)
傷ついたこころは、
ゲマに対し、納得のいく説明を要求。
すると、返答に窮したゲマは、怪しい光を発した!
「ぴきーーん!」
ぴき・・・。
え?ぴきんって?え?え?
なんと、こころとビアンカは石にされてしまった!
がびょーーん!動かねぇーーーっ!!Σ( ̄ロ ̄lll)
ちょっとちょっとちょっと!
先に言っといてよ、そういうことわっ!!
石になるんならなるで、
それなりにかっこいいポーズとかとりたかったよっ!
いきなり石にされたら、ポーズもへったくれもないじゃんっ!
おかげでこころ、すっごい変な格好で石になっちゃってるぢゃんっ!
こんな瞬間で石じゃんっ!最悪っ!
(何しようとした瞬間だ。)
ビアンカねえさんなんか、更にヒドイぞ・・・。
かわいそうに、ビアンカねえさん・・・。
そんな・・・。
とても口に出して言えないような、あんなポーズで・・・ふるふる(´・ω・`;)
(え、そうなの・・・。)
ゲマ「ほっほっほっ。一息に殺してしまっては面白くないでしょう?」
誰を意識してのカメラ目線だよ、お前。
ここには、お前以外には、
人間の形した石が、2つあるのみだぞ・・・。
(しかも変なポーズの。)
ゲマ「その身体で世界の終わりをゆっくりながめなさい!ほーっほっほっほっ!」
ゲマは消えた・・・。
きっしょい笑いだけを残して・・・。
「ほーっほっほっほっほっ。」
・・・・・・・・。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・。
・・・・・って。
石になったまんまかよ・・・。
どうすんだろう、これ・・・。
身体が石化し、動けない!
え〜〜。まじで〜〜ぇ?
どうすんの、どうすんの。
あ、なに。
もしかして、ここで冒険終わり?
伝説の勇者の血を引くのは、主人公の奥様だったのです。
しかし、主人公と奥様は、きっしょい魔物に石にされてしまいました。
そんなこんなで、世界の平和は守られませんでした。
− THE END. −
・・・・・・・みたいな?(´・ω・`)
兄「なんでい!宝があるって聞いたのに、そんなものねえぞ!」
そこへ、宝探し中のうっかり兄弟登場。
弟「うわー立派な石像だなぁ。まるで生きてるみたいだよ。」
生きてんだよ!
弟「ねえ兄さん。この石像を持って行けば、高く売れないかなあ。」
え?そうなの?売れるの?
兄「ホントだ!しかもこいつは色っぺえ石像だな!」
ああ、それは怒りのオーラ出しっぱなしのビアンカねえさんですが・・・。
まぁ、確かに色っぽいっちゃ色っぽいか。
パンツ丸見えだしね。
(え!そうなの!)
兄「よし!こっちはオレがもらった!おい!行くぜっ!」
弟「待ってよ兄さん!」
こうして、こころは弟に・・・。
ビアンカは、兄にもらわれていったのでした・・・。
− THE END. −
(違う違う。)
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