何事もなく朝が来た。
（あったら大変。）
でわ、あらためまして。
くらー！大臣ーーー！
カンダタを出せこのやろーーーっ！！ヽ(。｀Д´。)ノ
大臣「・・・っ！！」
おのれ大臣！
カンダタのかたきっ！
（おいおい・・・。）
大臣「なんと！王家のあかしを手に入れ、無事に戻ってくるとはっ！」
ああ？そんなこと言ってねぇよ、カンダタの話だよ、カンダタのっ！
大臣「いや戻られるとは。さすが先代パパス王の血をひきしおかた。」
言葉遣い改めろなんて話じゃねぇよっ！
大臣「では、このことを国中に知らせなくてはいけませんな。」
大臣「それに即位式の準備も！ではこれにてっ！」
おらーーっ！
話はまだ終わってねぇーっ！待たんかーーっ！！
メイドさん「大変でございます！大変でございます！」
この忙しい時に何事だっ！くわっ！
メイドさん「はい！ビアンカさまが・・・。奥様が赤ちゃんをっ！！」
なにっ！
オジロン「なんと！生まれたと申すかっ！？」
メイドさん「いいえ・・・でも、今にも生まれそうで・・・。」
早っ・・・！！Σ(￣ﾛ￣lll)
えええええ！
ビアンカったら、そんなに臨月だったのぉ〜〜！？
ちょっとちょっと・・・。
あやうく山道で出産だったじゃん・・・怖い怖い( ﾟдﾟ ；)
オジロン「なんとめでたい！おっと、のんびりしている場合ではないぞっ！」
おうよ！
子供の誕生に立ち会わない父親になるわけにいかねぇー！
ビアンカーー！
もうちょっと我慢しろーーっ！
まだ出しちゃだめだぞーー！
（その表現やめろ。）
ビアンカ「私、がんばって元気な赤ちゃんを産むわ・・・。」
がん！がれーーっ！(＞△＜)
メイドおばさん「なーに大丈夫さ。これでも私は今まで3人も産んでるんだよ。」
そんな経歴だけじゃ心配だよ！
こころママでも三人産んでるよ！
（おい・・・。）
メイドおばさん「さあさ、ここは私達にまかせて、下の部屋で待っておいでよ。」
え〜〜。
立ち会えないの〜〜〜？？
メイドおばさん「ここは私達にまかせて。」
ぶぅぶぅーーーっ！( ｀ε´ )
残念だなぁ。
出産立ち会ってみたかったんだけど・・・。
でもまぁ大丈夫か。
ビアンカだし・・・。
（だね・・・。）
サンチョ「ここでこうして待っていると、まるで坊ちゃんが生まれた時のようですね。」
おやサンチョ。いつのまに。
サンチョ「坊ちゃんが生まれたとき、パパス王はどんなに喜ばれたことか・・・。」
うんうん。
そんで勢い余って、「トンヌラ」なんて変な名前つけようとしたんだよね。
それにしても、まだかなぁ〜（ウロウロ）。
まだかな、まだかな、まだかなぁ〜（ウロウロウロウロ）。
オジロン「これ！少し落ち着いたらどうだ！」
・・・はっ！Σ（｡･д･｡)
オジロン「心配なのはわかるが、あまりオロオロしていては父としてみっともないぞ。」
・・・そ、そうだね(｡-_-｡)ポッ
オジロン「みんなと話でもして、心の準備をしておきなさい！」
え？みんなと？
みんなと・・・。
みんなと・・・。
みんなと・・・・・・・。
ピエール「そりゃっ！うりゃっ！」
すらりん「ぴききーーーっ！」
ピッコロ「がうがうっ。ゴロゴロゴロゴロ・・・。」
はい。
心の準備完了（ ´д｀ ）
（いつだって友達はモンスターオンリー。）
と、そのとき！
「おんぎゃー！おんぎゃーーっ！」
うおっ！！Σ（｡･д･｡)
めいどさん「お産まれになりました！」
産まれたーーっ！
それ行けーーーっ！！
ビアンカねえさんおつかれーーっ！
どうだった？初めての出産は？
え？楽勝？５分で産まれた？
さすがだな、ビアンカねえさん。
・・・って、あれ？
なんで、赤ちゃん二人いるの？
ええっ！！双子っ！？
双子なのっ！？双子を５分で産んだの！？
・・・すご過ぎだな、ビアンカねえさん。
メイドおばさん「本当に可愛い、たまのような男の子と、そして女の子も・・・。」
メイドおばさん「いっぺんに二人もなんて本当に幸せ者だねっ。」
しかも、男女の双子ーーーっ！？
すげーっ！
ビアンカすげーっ！
ビアンカ「私、がんばったよ。」
うんうん、がんばったね・・・。
頑張りすぎて、ちょっと怖いぐらいだよね・・・。
双子なのに、こんなに大きいもんね・・・。
二人合わせて６キロはあるんじゃないかな・・・。
胎盤とかもろもろ合わせたら、合計７キロぐらいは出たんじゃないかのな・・・(´・ω・｀；)
（言わないで・・・。）
ビアンカ「ねぇ、赤ちゃんの名前どうする？」
あ、もう出生届出しといたから。
「ゴハン（悟飯）」と「ゴテン（悟天）」で（ ´д｀ ）
（・・・早っ！！）
ふふふ・・・。
なんのためにこころが、
フローラちゃんじゃなく、ビアンカねえさんと結婚したと思っている！
スーパーサイヤ人を産むためだっ！！
（うわぁ・・・。）
フローラちゃんは青髪。
ビアンカねえさんは金髪。
因みに主人公は黒髪。
スーパーサイヤ人を産むためには、
なんとしてもビアンカねえさん（金髪）の遺伝子が・・・っ！
（いま明かされるひでェ事実。）
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