パパスパパは、やはりこの国の王様でした。
はぁ・・・。
やれやれ。
これでようやく、
こころもパパの秘密を守る義務から解放されたわけか( ´д` )
(いや、もともとそんなものは・・・。)
そして、
今は亡きパパに変わって、パパの弟が王様になっているのです。
オジロン「わしはそなたの父、パパス王の弟オジロンじゃ」
つまりオジロンおじさんね。
オジロン「ところで、そちらの美しい女性は?」
ん?
あ、ビアンカねえさん?
ビアンカ「私は妻の・・・。」
ビアンカ「び。」
ビアンカ「あ。」
ビアンカ「ん。」
・・・バタッ・・・。
かーーーーっ!?( ̄□ ̄;)!!!!!!!!
ビアンカがまた倒れました・・・。
ねえさん、芝居に磨きがかかってきました・・・。
シスター「おめでたです。」
・・・ん?( ´д` )
シスター「おめでとうございます。」
え・・・?
シスター「もうすぐお父様になられますよ。」
えええええええええ!?
シスター「ビアンカさんのお腹の中に、赤ちゃんがいるのです。」
・・・誰の?
(まったく身に覚えが・・・。)
身重のビアンカねえさんには、ご休息いただいて。
こころは、
改めまして王様と対面することになりました。
オジロンおじさん。
略して、おじおじ。
オジロン「実はな。わしは、そなたに王位を譲ろうと思うのだ。」
おいおい。
いきなり何言い出すんだ、このおじおじは・・・。
大臣「オジロン王!私になんの相談もなく突然なにを言われる!」
うっせぇ大臣!お前は黙ってろ!!
オジロン「まあまあいいではないか。大臣。」
よかねぇよ!!
(どうしたいんだよ・・・。)
オジロン「わしは、もともと人がいいだけで、王の器ではないのじゃ。」
おじおじ・・・。
自分のことをそう評価出来る人間は、もう十分ご立派ですよ?
こころの方こそ、一国の主に収まるような器じゃあ無いって言うか。
こんな城じゃあ狭すぎるって言うか・・・(´-ω-`)
(だめ人間。)
オジロン「兄上の息子が帰ってきた以上、王位を継がせるのが道理というものだ。」
いやいや、おじおじ。
勝手に盛り上がっちゃってるところ、悪いんですけど・・・。
こころの話も聞いてくれます?
大臣「しかし、代々王になられるお方は、試練の洞窟に行くのが我が国のしきたり。」
いや・・・だからね・・・。
こころは別に、王位なんかは・・・。
オジロン「だが大臣。昔と違い、今ではあの洞窟にも怪物たちが・・・。」
・・・・・・・(´・ω・`)
大臣「どんなことがあろうとも、しきたりはしきたり。守っていただかぬと!」
・・・・・・・(´-ω-`)
ごんっ(殴)!!
・・・よし。
とりあえず、大臣しばいておいた。
(何故・・・。)
いや・・・なんとなく・・・(´-ω-`)
オジロン「わしは、そなたに王位を譲りたいのじゃ!」
オジロン「試練の洞窟に行って、王家のあかしを持ってきてくれ!」
あのねぇ、おじおじ?
おじおじぐらいの年齢ならアレだけど。
若いこころには、
王位なんかよりもっと大事なモノがありましてね?
はぐれメタルを100匹倒すという、
それはもうとてつもなく大きな野望が・・・。
(あきらめろ。)
大臣「あなたが先代パパス王の子供であることは、まだ秘密ですぞ。」
あああ〜ん?(゚д゚)
大臣「試練の洞窟で、どんなことがあるやも知れず・・・。」
・・・決定・・・。
大臣「国民たちをぬかよろこびさせてもいけませんでな。」
王位についたあかつきには、まずこの大臣を左遷する!
理由:なんとなく嫌いだから。
(私情入りまくりの人事。)
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