その40。








パパスパパは、やはりこの国の王様でした。




はぁ・・・。


やれやれ。





これでようやく、
こころもパパの秘密を守る義務から解放されたわけか( ´д` )
(いや、もともとそんなものは・・・。)






そして、
今は亡きパパに変わって、パパの弟が王様になっているのです。







オジロン「わしはそなたの父、パパス王の弟オジロンじゃ」




つまりオジロンおじさんね。




オジロン「ところで、そちらの美しい女性は?」




ん?
あ、ビアンカねえさん?




ビアンカ「私は妻の・・・。」




ビアンカ「び。」




ビアンカ「あ。」




ビアンカ「ん。」





・・・バタッ・・・。









かーーーーっ!?( ̄□ ̄;)!!!!!!!!













ビアンカがまた倒れました・・・。












ねえさん、芝居に磨きがかかってきました・・・。











シスター「おめでたです。」





・・・ん?( ´д` )





シスター「おめでとうございます。」




え・・・?




シスター「もうすぐお父様になられますよ。」




えええええええええ!?




シスター「ビアンカさんのお腹の中に、赤ちゃんがいるのです。」


















・・・誰の?

(まったく身に覚えが・・・。)











身重のビアンカねえさんには、ご休息いただいて。






こころは、
改めまして王様と対面することになりました。





オジロンおじさん。


略して、おじおじ。








オジロン「実はな。わしは、そなたに王位を譲ろうと思うのだ。」



おいおい。

いきなり何言い出すんだ、このおじおじは・・・。




大臣「オジロン王!私になんの相談もなく突然なにを言われる!」




うっせぇ大臣!お前は黙ってろ!!




オジロン「まあまあいいではないか。大臣。」




よかねぇよ!!
(どうしたいんだよ・・・。)











オジロン「わしは、もともと人がいいだけで、王の器ではないのじゃ。」




おじおじ・・・。


自分のことをそう評価出来る人間は、もう十分ご立派ですよ?




こころの方こそ、一国の主に収まるような器じゃあ無いって言うか。







こんな城じゃあ狭すぎるって言うか・・・(´-ω-`)
(だめ人間。)





オジロン「兄上の息子が帰ってきた以上、王位を継がせるのが道理というものだ。」




いやいや、おじおじ。


勝手に盛り上がっちゃってるところ、悪いんですけど・・・。


こころの話も聞いてくれます?




大臣「しかし、代々王になられるお方は、試練の洞窟に行くのが我が国のしきたり。」




いや・・・だからね・・・。


こころは別に、王位なんかは・・・。




オジロン「だが大臣。昔と違い、今ではあの洞窟にも怪物たちが・・・。」




・・・・・・・(´・ω・`)




大臣「どんなことがあろうとも、しきたりはしきたり。守っていただかぬと!」




・・・・・・・(´-ω-`)


















ごんっ(殴)!!














・・・よし。













とりあえず、大臣しばいておいた。
(何故・・・。)

















いや・・・なんとなく・・・(´-ω-`)










オジロン「わしは、そなたに王位を譲りたいのじゃ!」
オジロン「試練の洞窟に行って、王家のあかしを持ってきてくれ!」




あのねぇ、おじおじ?




おじおじぐらいの年齢ならアレだけど。






若いこころには、
王位なんかよりもっと大事なモノがありましてね?
















はぐれメタルを100匹倒すという、
それはもうとてつもなく大きな野望が・・・。

(あきらめろ。)













大臣「あなたが先代パパス王の子供であることは、まだ秘密ですぞ。」




あああ〜ん?(゚д゚)




大臣「試練の洞窟で、どんなことがあるやも知れず・・・。」




・・・決定・・・。




大臣「国民たちをぬかよろこびさせてもいけませんでな。」






王位についたあかつきには、まずこの大臣を左遷する!
















理由:なんとなく嫌いだから。
(私情入りまくりの人事。)












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