その39。











ぜぇ・・・。


ぜぇ・・・。


ぜぇ・・ぜぇ・・ぜっ・・・。






ぜぇえええええええええええっえっえっ( ゚д゚ ;)
(ヤバイ!死にそう!)












や・・・。
やっと抜けた・・・










なんなんだ、なんなんだ、この山道わ。




もう一生出られないかと思ったよ〜〜〜(TдT)










えぐえぐえぐ・・・(男泣き)。











二度と越えるもんか!な山を越えて。


ようやく見えてきた、大きなお城。

あれがグランバニアです。








お城なんかに辿り着くと・・・。


とりあえず正面入り口をさけて、城の脇に回ってしまうのは・・・。






いったいどこで身に着けた技だ!ちくしょーっ!













勇者は泥棒だっ!ヽ(。`Д´。)ノ









あ、間違えた。

勇者は泥棒かっ!











さて、いつものように城の脇に回ると、そこにはぽつんと一軒家。




城壁と城の間の通路に、お家・・・。



それは、見つけた人全てが、
「何故こんなところに・・・。」と思うことうけあいな場所に建っています。





誰かが無断で建てちゃったのかな?



困るなぁ、こころの城に・・・。
(は?)








がちゃっ(不法侵入)!




サンチョ「はて?どちらさまでしたかな?」




・・・・・・・・・あ?




サンチョ「ん?まさか!」




・・・・・・・・・ああっ!!




サンチョ「もしかしたら・・・!」










セバスチャンっ!!
(違うよ・・・。)









サンチョ「もしや、坊ちゃん!?」




・・・じゃなくて、サンチョーーーーっ!!ヽ( ´▽`)ノ




サンチョ「こうはしていられない!すぐにオジロン王に報告を!」



うんうん、サンチョ。

とりあえず落ち着いてくれるかな。



サンチョ「今は、パパスさまの弟のオジロンさまが王様なのです!」



あ、そうなんだ。

その話は後で聞くとしてだね・・・。



サンチョ「私についてきてください!」



え・・・っ。


いや、でもね、サンチョや・・・。




サンチョ「・・・・・・・・・・(ずんずんずんずん!)」




有無を言わさず、こころを引っ張って行くサンチョ。

城の中を突き進む。




サンチョ「・・・・・・・・・・(ずんずんずんずん!)」




警備兵もなんのその。

一目散に、王の間へと向かう。




サンチョ「・・・・・・・・・・(ずんずんずんずん!)」




さ、サンチョ・・・。


分かったから・・・ちょっと待って・・・・・・・・・。




サンチョ「・・・・・・・・・・(聞く耳持たずにまっしぐら!)」









一刻も早く回復しないと・・・。


・・・・・・・・死・・・死んじゃいそ・・・・・・ぜぇぜぇ・・・。













バタっ!
(←あ・・・。)











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