その33。






ところで、お義父さま。
水のリングというからには、やっぱり水に囲まれた場所にあるんでない?





ルドマン「よし!町の外に、私の船をとめておくから、自由に使うがいい。」





やった〜!
お義父さま(ルドマン)から、船をもらったぞ〜〜〜ヽ( ´д` )ノ
(すっかりムコ気取り。)










水に囲まれた場所かぁ・・・。

手がかりが少なすぎて、分かり難いのう・・・(´・ω・`)







まぁいい。
とりあえず船を出してみよう。

なんなら、水のリングは放棄して、このまま船を奪って逃げる算段です。




船さえ手に入ればこっちのもの〜〜〜。うっほ〜い!





ところがところが。
辺りは浅瀬ばっかりで、

この町から船で行けるる範囲は、とっても限られています。


船を奪って逃げるなんて、無理・無理・無理。
無理の3倍。
(はいはい。)










・・・・・・分かりやすいのう・・・(´-ω-`)









ちょっと行くと、水門がありました。

「無用の者 水門をあけるべからず。 
用のある者は、ここより北東、山奥の村まで。」









・・・ね?分かりやすいでしょ?(´-ω-`)








北東にあったのは、名も無い山奥の村。


名物は温泉です。
混浴です。

よし!とりあえず入っておけ。






この村で、ビアンカに会いました。



ビアンカですよ、ビアンカ。
こころにピッコロさんを与えてくれた、年上女ですよ。






ビアンカ「やっぱり無事だったのね!」
ビアンか「それにプックルも・・・。大きくなったわね、プックル!」



この子は、プックルじゃなくて、ピッコロさんです。

次に間違ったら、絶交な。









あれから10数年・・・。

こころは、ずいぶん男前に成長しました。
ビアンカだって、それなりにそこそこ綺麗な女性に成長ました。















こんな感じに。
(変化無し!)


















ビアンかは母親を亡くし、

病弱なお父さんのために、
この村の温泉が治療に良いと聞き、引っ越して来たんだそうです。



そうだったのか・・・。
病弱なパパを抱えて、大変だったんだな・・・。







ダンカン「え?何だって?パパスの息子!?」
ダンカン「どひゃー!こりゃおどろいたよ。生きとったのか!」









親父・・・。すこぶる元気そうだけど・・・。
(何がどひゃー!だ。)












かくして、10数年ぶりに再会した二人。
しかし、夜遅くまで語り合う程の、良い想い出が無いのが残念でありました。
(おい・・・。)










そして夜があけた・・・。








ダンカン「このことは、ビアンカには言ってないんだが・・・。」



・・・ん?



ダンカン「ビアンカは、本当は私の実の娘じゃないんだよ。」




ちょっと!
朝から、ヘビーな告白やめてよっ!持て余すよっ!Σ( ̄ロ ̄lll)




ダンカン「だからこそ、余計にビアンカのことが不憫でね。」
ダンカン「幸せにしてやりたいんだよ。私はこんな身体だから・・・。」




・・・・・・・・・あう・・・。




ダンカン「お前が、ビアンカと一緒にくらしてくれたら安心なんだがなぁ・・・。」







かつて・・・。
ビアンカが、こころにピッコロさんを押しつけたように・・・。


今、その父親が、
こころに、ビアンカを押しつけようとしている・・・








助けて、パパん・・・(涙)。












ビアンカ「きのう、あれから考えたんだけどね」




・・・あ?




ビアンカ「水のリングを探すの、私も手伝ってあげるわ!」




いらねぇよっ!!( ̄□ ̄;)!!!!!!!!




ビアンカ「だってあなたには、幸せになってほしいもんね。いいでしょ?」




いいえ、結構・・・。




自分の幸せは、自分でなんとかしますから。

もう、私に構わないで下さい。
お願いします。







ビアンカ「あらいいの?私がいなきゃ水門を開けられないわよ。」




んなっ!!




ビアンカ「だからいいでしょ?」




じゃあ、水門だけ開けてくれりゃあいいよ・・・。




ビアンカ「私がいなきゃ、水門を開けられないわよ?」




こ、この女・・・・・・っ!




ビアンカ「うふふ。また一緒に冒険ができるわね。」









いーーやーーーーっ(叫)!
(振り回されっぱなし。)













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