その26。







旅の扉を抜けると、そこはラインハット。







マリア「ヘンリーさまは、こんなに大きなお城の王子さまだったんですよね。」





うをわっ!!
マリアさん一緒に来ちゃってるΣ(`ε´ノ)ノ





マリア「本来なら、私なんてお目にかかることも出来ないでしょうに。」





ああ、なるほど・・・。
それでついてきたか・・・。





マリア「不思議なご縁もあるものですね( ´д` )」






おう、玉の輿決定だぞ!しっかりやれよっ!
(超応援してるぞ!)












大臣「なんと王様が、どこからか太后様をお連れして・・・。」
大臣「驚くことなかれ、太后様が二人になってしまったんじゃっ!」






なにー!

デールめーー。
そんなおもろいことは、こころがやりたかったのにーー!






兵士「いったいどうしたことか!二人の太后様が会ったとたん、取っ組み合いのケンカに!」
兵士「なんとか二人を引き離したが、王様もどちらがとちらか解らなくなったのだ!」






むきーっ!
おばちゃんどうしの取っ組み合い、見たかったーーっ!





こらデール!




とりあえず、こころに謝れーーーっ!!!
(とりあえず謝って欲しい人。)












デール「うーん。どちらが本物の母上だろうか・・・。」




えーー。
マジで、解らなくなっちゃったのか?




デール「兄上だけに苦労させてはと、ボクなりにやってみるつもりだったのに・・・。」
デール「どうもボクのやることは、へまばっかりだな。」




そんなことないぞ!
兄上に比べたら、100倍はかわいいじゃないか!( ´д` )σ)`3´)ぷに




マリア「あの方が、この国の王様でヘンリーさまの弟なんですか。」




ああ、そうそう。
弟だけど王様だから、地位的にはヘンリーよりも上ってことになるかな。




マリア「あんまり似ていませんね・・・。」




うんうん。
どっちでも、マリアさんが好きな方選んでいいよ。




こころがなんとかしてやるから( ´д` )
(誰・・・。)












太后1「ええい!私が本物だとなぜ分からぬのかっ!」
太后1「この薄汚い女を、早く牢に入れておしまい!」


太后2「デールや、この母が分からぬのですか?さあこっちへいらっしゃい。」










さーて。ここで問題です。
太后1と太后2、どちらが本物でしょうーか!?



ヒント!
よりノイローゼっぽい方が本物です( ´д` )








そう!正解は2!


ということで、2を成敗ーーーー!!









おりゃーーーーっ(殴打)!!!










あ・・・。あれ?

なんか間違った・・・?




え?本物だから倒しちゃダメなの?

あ、そうかっ!
偽物がモンスターなのかっ!


えー。でも本物も悪い奴じゃん。
パパスパパの仇だし・・・。


ああ、だからって偽物が良い奴なわけもないか。








んーーー。







んーーー。








んーーー。













ケンカ両成敗(殴)!
(おーい。)



















なんと太后様は偽者だった。
この噂は、またたくまに国中に広がり、そして夜があけた・・・。







ちゃらりっちゃらっちゃっちゃ〜ん♪











デール「兄上と共に、よくぞ母上の偽者を倒してくれました。心から礼を言いますぞ。」




デール「まったくボクは王様として失格ですね。」
デール「だから兄上が王様になるように、頼んでくれませんか?」




あのーすみませんー。



ヘンリー「王様、その話はおことわりしたはずですが。」

デール「しかし兄上・・・。」




あのーーー。




ヘンリー「子分は親分の言うことを聞くものですぞ。」




あーーーのーーーーーー!




ヘンリー「もちろん、この兄も、できうるかぎり王様を助けてゆくつもりです。」





こころ、もう帰っていい?マジで(´・ω・`)















ヘンリー「というわけで、これ以上一緒に旅を続けられなくなっちゃったな。」
ヘンリー「いろいろ世話になったけど、ここでお別れだ。」




うん、元気でね。




ヘンリー「お前に買ってもらった武器や防具は、そのふくろに入れておいたからな。」




あ、このドレイの服だけは、記念にとっておいたから置いて行くね。




マリア「一緒に旅が出来てとても楽しかったです。」
マリア「私はまた修道院に戻るつもりですから、ここでお別れですね。」




えええっ!?
マリアさん、帰るつもりなんですかっ(笑)!?




だったら、
さっき送ってあげた時に、帰ればよかったじゃないですか・・・。




マリア「お母様を探す旅、どうかお気をつけて。」




マリアさん・・・。
帰る気なんか、全く無いんでしょう・・・。

こころにはお見通しですよ。





マリアさん、
頑張って玉の輿に乗ってね( ´д` )









太后「そなたには本当になんと言ったらよいか・・・。お礼の言葉も無いぞ。」




お礼はいいから、謝ってください。




太后「全てはわらわの思い上がりから出たこと。今度と言う今度は骨身に応えたわ。」
太后「これからは出しゃばらず、影ながら王を助けてゆくぞよ。安心してたもれ。」




ぎゃーーー!
そんなことはいいから、謝れー!




こころに謝れーーーっ!このばばあーーー!!







ヘンリー「じゃあ、元気でやるんだぜ。早く伝説の勇者が見つかるといいな!」








うるせーーーーっ!!!
(寂しさの裏返し。)













じじ「わしですじゃ。地下牢にいたじじですじゃ。牢から出してもらい、こうして手厚い看護を。」
じじ「これもあんたのおかげじゃ。ありがとうありがとう・・・。」




いえいえ、どういたしまして( ´д` )




兵士「おかげでこの国も元通り。どうもありがとうございました!」




うむ、苦しゅうない( ´д` )




兵士「この部屋の物は、どうぞ自由にお持ちください。旅のご無事をお祈りしています。」






あ!大変っ!
もう全部持って行った後みたいですよっ!Σ( ̄ロ ̄lll)

(私が・・・。)












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