旅の扉を抜けると、そこはラインハット。
マリア「ヘンリーさまは、こんなに大きなお城の王子さまだったんですよね。」
うをわっ!!
マリアさん一緒に来ちゃってるΣ(`ε´ノ)ノ
マリア「本来なら、私なんてお目にかかることも出来ないでしょうに。」
ああ、なるほど・・・。
それでついてきたか・・・。
マリア「不思議なご縁もあるものですね( ´д` )」
おう、玉の輿決定だぞ!しっかりやれよっ!
(超応援してるぞ!)
大臣「なんと王様が、どこからか太后様をお連れして・・・。」
大臣「驚くことなかれ、太后様が二人になってしまったんじゃっ!」
なにー!
デールめーー。
そんなおもろいことは、こころがやりたかったのにーー!
兵士「いったいどうしたことか!二人の太后様が会ったとたん、取っ組み合いのケンカに!」
兵士「なんとか二人を引き離したが、王様もどちらがとちらか解らなくなったのだ!」
むきーっ!
おばちゃんどうしの取っ組み合い、見たかったーーっ!
こらデール!
とりあえず、こころに謝れーーーっ!!!
(とりあえず謝って欲しい人。)
デール「うーん。どちらが本物の母上だろうか・・・。」
えーー。
マジで、解らなくなっちゃったのか?
デール「兄上だけに苦労させてはと、ボクなりにやってみるつもりだったのに・・・。」
デール「どうもボクのやることは、へまばっかりだな。」
そんなことないぞ!
兄上に比べたら、100倍はかわいいじゃないか!( ´д` )σ)`3´)ぷに
マリア「あの方が、この国の王様でヘンリーさまの弟なんですか。」
ああ、そうそう。
弟だけど王様だから、地位的にはヘンリーよりも上ってことになるかな。
マリア「あんまり似ていませんね・・・。」
うんうん。
どっちでも、マリアさんが好きな方選んでいいよ。
こころがなんとかしてやるから( ´д` )
(誰・・・。)
太后1「ええい!私が本物だとなぜ分からぬのかっ!」
太后1「この薄汚い女を、早く牢に入れておしまい!」
太后2「デールや、この母が分からぬのですか?さあこっちへいらっしゃい。」
さーて。ここで問題です。
太后1と太后2、どちらが本物でしょうーか!?
ヒント!
よりノイローゼっぽい方が本物です( ´д` )
そう!正解は2!
ということで、2を成敗ーーーー!!
おりゃーーーーっ(殴打)!!!
あ・・・。あれ?
なんか間違った・・・?
え?本物だから倒しちゃダメなの?
あ、そうかっ!
偽物がモンスターなのかっ!
えー。でも本物も悪い奴じゃん。
パパスパパの仇だし・・・。
ああ、だからって偽物が良い奴なわけもないか。
んーーー。
んーーー。
んーーー。
ケンカ両成敗(殴)!
(おーい。)
なんと太后様は偽者だった。
この噂は、またたくまに国中に広がり、そして夜があけた・・・。
ちゃらりっちゃらっちゃっちゃ〜ん♪
デール「兄上と共に、よくぞ母上の偽者を倒してくれました。心から礼を言いますぞ。」
デール「まったくボクは王様として失格ですね。」
デール「だから兄上が王様になるように、頼んでくれませんか?」
あのーすみませんー。
ヘンリー「王様、その話はおことわりしたはずですが。」
デール「しかし兄上・・・。」
あのーーー。
ヘンリー「子分は親分の言うことを聞くものですぞ。」
あーーーのーーーーーー!
ヘンリー「もちろん、この兄も、できうるかぎり王様を助けてゆくつもりです。」
こころ、もう帰っていい?マジで(´・ω・`)
ヘンリー「というわけで、これ以上一緒に旅を続けられなくなっちゃったな。」
ヘンリー「いろいろ世話になったけど、ここでお別れだ。」
うん、元気でね。
ヘンリー「お前に買ってもらった武器や防具は、そのふくろに入れておいたからな。」
あ、このドレイの服だけは、記念にとっておいたから置いて行くね。
マリア「一緒に旅が出来てとても楽しかったです。」
マリア「私はまた修道院に戻るつもりですから、ここでお別れですね。」
えええっ!?
マリアさん、帰るつもりなんですかっ(笑)!?
だったら、
さっき送ってあげた時に、帰ればよかったじゃないですか・・・。
マリア「お母様を探す旅、どうかお気をつけて。」
マリアさん・・・。
帰る気なんか、全く無いんでしょう・・・。
こころにはお見通しですよ。
マリアさん、
頑張って玉の輿に乗ってね( ´д` )
太后「そなたには本当になんと言ったらよいか・・・。お礼の言葉も無いぞ。」
お礼はいいから、謝ってください。
太后「全てはわらわの思い上がりから出たこと。今度と言う今度は骨身に応えたわ。」
太后「これからは出しゃばらず、影ながら王を助けてゆくぞよ。安心してたもれ。」
ぎゃーーー!
そんなことはいいから、謝れー!
こころに謝れーーーっ!このばばあーーー!!
ヘンリー「じゃあ、元気でやるんだぜ。早く伝説の勇者が見つかるといいな!」
うるせーーーーっ!!!
(寂しさの裏返し。)
じじ「わしですじゃ。地下牢にいたじじですじゃ。牢から出してもらい、こうして手厚い看護を。」
じじ「これもあんたのおかげじゃ。ありがとうありがとう・・・。」
いえいえ、どういたしまして( ´д` )
兵士「おかげでこの国も元通り。どうもありがとうございました!」
うむ、苦しゅうない( ´д` )
兵士「この部屋の物は、どうぞ自由にお持ちください。旅のご無事をお祈りしています。」
あ!大変っ!
もう全部持って行った後みたいですよっ!Σ( ̄ロ ̄lll)
(私が・・・。)
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