「今日この城の旅の扉より南の地におもむく。南の地には古き塔あり。
真実の姿をうつしだす鏡があまつられていると聞く。
しかし塔の扉は我には開かれず。そのカギは修道僧が持てり。」
(古い日記より。)
旅の扉をぬけると、
そこには古い日記のとおり、古き塔がありました。
しかし、扉は開きません。
これも日記のとおり、修道僧がカギを握っているのでしょう。
修道僧・・・か・・・。
今のところ、こころが知っている修道院といえば・・・。
最初に流れ着いた、あそこなんだけども・・・。
でもなー。
でもなー。
ここ来ると、ヘンリーが浮かれるから嫌なんだよなぁ。
女の子「マリアおねえちゃんってキレイだね!でもなんだかさびしそうなの。」
ヘンリー「マリアさんが寂しそう?それはもしかして、俺が旅に出たから?」
・・・やれやれ(´ε` ;)
お前のその温もった脳ミソ、なんとかしろやーー(日課)!
ヘンリー「なんてな。そんなわけないよなぁ。もしそうなら嬉しいけどさ。」
うん、そんなわけ無いと思うよ?
マリア「まぁ!神様が私の願いを聞き入れてくださったのかしら!」
マリア「こころさまと、へんりーさまにまたお会いしたいと・・・ぽっ」
ほらね?
こころの名前が先に出たでしょ?
このお姉ちゃんは、こころに気があるのだよ。
だってこころ、男前ですからッ!残念ッ!!
修道院で話を聞いたところ、
あの塔の扉は、神に仕える乙女にしか開けられないのだそうだ。
マリア「私に行かせて下さい!」
お?そりゃ助かります。
マリア「試したいのです。この私にも、あの神の塔の扉が開かれるかどうかを・・・。」
そうだねー。
もし開かなかったら、乙女じゃないってことだもんね( ´д` )
(ちょっと・・・。)
こうして、マリアさんが仲間に加わった。
じゃ、ヘンリーは馬車の中ね。
えーーじゃない!
ヘンリーはいいから、
こころと、
ピエール(スライムナイト)と、
スラりん(スライム)と、
コドラン(ドラゴンキッズ)に、任せておきなさい!
・・・ちょっと聞きまして?
パパスさんところのお子さん、
魔物の友達さえいれば、それで幸せなんですってよ。
いつか魔物を使って、
うちの子に悪さするんじゃないかって、もう心配で心配で。
だってあなた!
この先、何かあってからじゃ遅いんですのよっ!!
たらりらったら〜ん!
ご近所のママ連中から、要注意少年のレッテルを貼られたっ!ヽ( ゚ ▽ ゚ )ノ
塔に到着。
とうにとうちゃく。
じゃ、マリアさん、お手数ですがよろしくお願いします( ´д` )
マリアさんは扉の前に跪き、お祈りをしました。
すると!
扉が開いた!!ヽ( ゚ ▽ ゚ )ノ
わ〜!
マリアさん、ありがとう!!
マリア「まぁ、よかったですわ!でわ参りましょう。」
いや・・・。
あなたはもう帰ってください。
塔に入ってすぐあった中庭。
そこに・・・。
また半透明の男女っ!!!
・・・またですか・・・(泣)
ちょっとお二人さん、あちらがわが透けて・・・
はっ!Σ( ̄ロ ̄lll)
なんとなんとそこにいるのは、半透明パパスパパっ!!
パパ!!
パパスパパーーーーっ!!!(>△<)
はっ!いない!
きょろ( ゚д゚ ;))))(((( ;゚д゚ )) きょろ
マリア「あら?今そこに、どなたかいらっしゃいませんでしたか?」
いました・・・。
あれは絶対、パパスパパです・・・ぐっすん。
マリア「そういえば神の塔は、魂の記憶が宿る場所とも言われているそうです。」
そ、そうなの・・・?(ノω・、)
マリア「今の幻影ももしかしたら、誰かの魂の記憶だったのかもしれません。」
じゃ、じゃあ
さっき見かけた、メタルスライムも幻影?誰かの魂の記憶?
(逃げただけじゃ・・・。)
塔のてっぺんで、ラーの鏡を見つけた!
よーし。
じゃあ、これ持ってラインハットへ帰りましょう。
なぁに、旅の扉を抜けたら、すぐです。
マリア「ここからラインハットへ一瞬で行けるだなんて、なんて便利・・・。」
・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・。
・・・・・・・マリアさん。
さっき修道院まで送って上げたのに、
この人、断固として帰ろうとしないんです・・・。
マリア「いえ不思議なことでしょう。神の御技なのかしら?」
一体、どこまで付いて来る気なのだろう・・・。
早く帰って欲しい・・・。
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