あれから、10年という月日が流れ・・・。
主人公も、数え18歳になりました。
(数えんな。)
「ばしん!」
・・・ムチっ!!(。・Д・。)
ムチ男1「こらー!なにをしている!さっさと岩を運ばんかっ!」
ムチ男2「この石の入った袋を上に運ぶんだ!」
「わが教祖さまは、大神殿の完成を待ち望まれているぞ。」
そう・・・。
今のこころはドレイ・・・。
「あなたの恋の奴隷」なんておもろいコトではなく、本当の本当に奴隷。
パパスパパを失った後、
ヘンリー王子と共に、どことも解らぬ所へ運ばれ、
母が生きている!という父ちゃんの言葉もむなしく、
10年も過酷な奴隷の日々を、過ごしているのであります(´・ω・`)
私達ドレイは、大神殿を作らされています。
ムチ男3「働け!働け!死ぬまで働くんだ!」
ムチ男4「働け!働け!働けば幸せが待ってるぞ」
ムチ男5「おらおらどうした!?こんな石の量じゃ、とてもじゃないが足りないぞ!」
ムチを振るうのは、
派手なピエロ風の看守です。
こんな服装センスの奴らに偉そうにされても、
おかしいだけです。ぷっ。
ムチ男6「なんだその目つきは!?」
え・・・だって・・・。
ぷぷ・・・っ。
ムチ男6「ドレイはよお、もっと死んだような目をしているもんだぜ。」
う、うん・・・。
ぷぷぷぷ。
ムチ男6「ええい!気分の悪いやつめ!さあはたらくんだ!」
きゃ〜!解りました〜〜!
ぎゃっはっはっはっは!εε====ヽ( ´д` )ノ すたこら
(完全になめてる。)
こんな重い石、運んでばかりいられないので、
適当に奴隷つついて遊んでいたら、
ドレイの中に、同じようにさぼっている、見覚えのある緑髪発見!
お、お、お、お、お、おっ!!!
お前はっ!!!
ヘンリー「こんなところで油を売っていると、またムチで打たれるぞ」
へっ!
へっ!
へ・・・っ!!
へっくしょん!
(くっさめ。)
へんりーーーーっ!!( ̄□ ̄;)!!!
きーーーーっ!!!
おのれぇえええええ!!!
ここで会ったが100年目ーーーー(怒)!!!!
・・・・・・・・・殺ス!!!!!
ヘンリー「お前の親父さんには、本当に申し訳なかったと思ってるよ。」
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・よし。
こうして一日一回必ず、
ヘンリー王子に謝ってもらっているのです。
10年間毎日欠かさずね( ´д` )臥薪嘗胆♪
(ノイローゼ。)
う・・・。
うう・・・・・・・・。
ううう・・・・・・・・・っ。
・・・・と、とんかつ・・・・・・・・・。
・・・はっ!!!
ゆ、夢か・・・・・・ふぅ(´ε` ;)
(どんな夢だったんだ。)
ヘンリー「ずいぶんうなされてたようだけど、またムチで打たれる夢でも見たんだろ。」
・・・・!Σ(。・д・。)
お、お、お、お・・・。
お前・・・。
お前・・・。
お前・・・・・・・・・。
なんでお前が、ここにおるんじゃあああ(怒)!!!!!
ヘンリー「しかし、お前はいつまでたっても反抗的で、ドレイになりきれないやつだよなぁ」
生まれ持っての品ってのは、
なかなか隠せないモノなんだよねぇ、参っちゃう( ´д` )ゞ
ヘンリー「その点、俺なんか素直になったと自分でも思うよ。わっはっは!」
まったくだ!
お前のその順応力、元王子のものとは思えないよ。わっはっは!!
こころとヘンリーの会話は、いつでも跳び蹴りから始まるのである。
(歪んだ関係だな。)
休む時は、ドレイ達の部屋で休みます。
ドレイ部屋は、
女子も男子もいっしょくたで、トイレも共同のツボです。最悪。
どれい1「ううう・・・。こんな生活なら死んだほうがマシです。」
そうね。
せめてトイレぐらい、男女別にして欲しいよね(´・ω・`)
どれい2「こりゃアニキ、どうもおはようございます。」
おう、おはよう。弟よ。
どれい2「アニキは子供のときつれて来られて、ドレイとして10年働かされているとか。」
どれい2「ずいぶん苦労しなすったんですねぇ・・・うっうっ」
お前・・・。
お前・・・・。
・・・カンダタかい(キラキラ)?
(あきらめろ。)
どれい3「おめえの親父さんはこの教団に殺されたんだってな。」
どれい2「その悔しさを忘れちゃいけねぇよ。」
忘れいでかーーーっ!!( ̄□ ̄;)!!!!!!!!
うがーーーっ!!
おらヘンリーっ!
お前もう一回謝りゃーーっ(怒)!!!!
あんまり刺激しないで下さい・・・。
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