その5。







がんばれ、がんばれ、み・ん・な!

ファイト、ファイト、み・ん・な!!









打倒!ナジミの塔の老人!!








解ってるか、お前たち!


ナジミの塔の老人はなぁ、
あのカンダタより強い、パコダとかいう泥棒を倒した程の、強敵だぞ!?



そんなレベルで、勝てると思ってんのかぁ〜〜ヽ(`Д´)ノ


(「あの」を入れる位置が微妙に間違ってます・・・。)








いや・・・。
本来ならば、ゲームの流れから考えると、
無理にレベルを上げなくても、なんとかなるはずなんです。


でもね。
こころは、ほれ、なんていうの?

攻撃と回復以外の呪文?

戦いでサブ的に使う呪文って言うの?




あれ、使わない人なのです。
(使えない人なんです。)








スカラ?ルカニ?ニフラム・・・??








何それ、美味しい?
食べたこと無いから知らない(★´ー`★)










だから、攻略本などに載っている、
所謂「予定到達レベル」のままボスに挑むと、毎回ボッコボコにやられます。


きっと、このままナジミの塔の老人に戦いを挑めば、コテンパンにやられること確実。



というわけで、
ちっくりちっくりスライムなど倒しながら、レベルを上げているわけだ。





そんな面倒なことするなら、呪文を覚えた方が早いんじゃないですか?














こころ的には、そっちの方が3倍面倒ですが・・・?(´・ω・`)
(やれやれ・・・。)












それに、こう見えて
意外とコツコツレベル上げるタイプなんです、ワタクシ。







そんなこんなで。
レベルを上げ続けること、数日。








気付けば、レベル8。









・・・ちょ、ちょっとやりすぎたかな・・・。




















さてさて、やって来ました、ナジミの塔。




いざ!ナジミの塔!
びば!ナジミの塔!






何階建てだ?この塔は。







そんなことは、もうどうでも良くってよ。

だって、もうこの大陸の魔物で、
ご一行様にかなう奴は、いやしないのだから。
(・・・レベル上げすぎ・・・。)









目標は、老人ただ一人!!

あ、もちろん、途中途中の宝箱は、一つ残らずゲットして歩きます。










そして・・・。



着いた着いた、最上階!!!





そして、そこには・・・。



いたいたっ!!最強老人!!









老人「うっつら、うっつら・・・ZZZZZZZ・・・」










・・・あれ?寝てますね、じいちゃん・・・。








でも、油断は禁物だ。



寝てると見せかけて、
きっとドラゴンかなんかに変身するんだ!





そうだ。
きっとそうに違いない。





慎重に話しかけてみよう。ぴっ!
(←慎重にボタンを押す音。)







老人「おっ!!寝ておったわい!!おやおや、お前さんは!」







・・・あれ?
なんかフレンドリーですね、じいちゃん・・・。






老人「わしは、お前さんに、このカギを渡す夢を、ずっと見ておった」






・・・おやおや・・・?






老人「どうじゃ、このカギを受け取ってくれるかのう?」







・・・はっ!!!( ̄□ ̄;)!!!!!!!!




これは、きっと罠だ!!

そうやって、油断させておいて、カギを受け取った瞬間。


ドラゴンかなんかに変身するんだ!!


きっと、そうに違いない・・・。





慎重にカギを受け取ろう。ぴっ!
(←慎重。)






老人
「・・・じゃぁ、わしは、また眠るとしよう・・・」








・・・えっ?








・・・終わり?












バトル無いの!?













打倒老人目指して・・・。

今までがんばって来たのに・・・。









くそ〜〜っ!
騙されたぁああああ!!!
ヽ(`Д´)ノ


(いや・・・。ただの勘違いだから・・・。)