サラボナには、ルドマンという大富豪がいるらしい。
そしてその大富豪は、かつて勇者が使った盾を持っているらしい。
さらにその大富豪には、とっても美人の一人娘がいるらしい。
ルドマン・・・。
ルドマン・・・。
ルマンド・・・・・・食べたい・・・。
るるるるルドマン!
(る多いよ。)
大金持ちさゆえに、
「ルドマン様」と呼んでもらえるおじさん・・・。
忘れいでかーーーっ!ヽ(。`Д´。)ノ
「様付け」で呼ばれる人の再登場に、僕の胸は騒ぎます。 (対抗意識で騒ぎます。)
ルラフェンの南の洞窟を抜ければ、そこはサラボナです。
大きな塔のある町です。
「わんわんわん!」
・・・おお?(´・ω・`)
*「誰か!お願いです!その犬をつかまえてください!」
・・・お?おお!(´・ω・`)
*「ごめんなさい。この子がとつぜん走り出して・・・。」
・・・・・・・・・・。
*「さぁいらっしゃいリリアン。」
そうかそうか、リリアンっていうのか。
こっちは、ピッコロさんだよ。仲良くしておくれ( ´д` )
リリアン「くぅ〜ん、くぅ〜ん」
*「リリアンが私以外の人になつくなんて・・・。あなたは一体・・・。」
なんだ?ナンパか?
さっきからこころ、この可愛い子ちゃんに、ナンパされてんのか?
犬を使って、出会いを演出だなんて・・・。
可愛い顔して、なかなかやりますなっ!(≧ε≦)
(おーい、目を覚ませー。)
有名な大金持ちルドマンさんが、ひとり娘の結婚相手を募集する。
結婚が決まったら、家宝の盾もくれるとか。
娘さんはフローラといって、まるで白いバラのように清純な娘さん。
そんなルドマンさんの家で、今日は重大発表があるらしい。
サラボナの町は大騒ぎです。
道具屋も武器屋も、店を休んで屋敷に集結しているそうな。
ほぉー。
それは楽しそうだぁ。
こころも行ってみようかね!
お祭り、お祭り( ´д` )
(違います。)
噂の大金持ちの、噂の一人娘との結婚なんて。
世界中から男子が集まってんじゃないかと思いきや。
なんと立候補者は、こころを含めてたったの4人。
全然大したことはない・・・。
その中に、ちょいと小洒落た長髪発見。
こころのライバルになりそうなのは、こいつぐらいのものだ。
でわ今のうちに、
軽く心理的に追いつめておこう。
アンディ「僕は、彼女とは幼馴染なんですよ。」
・・・んなっΣ( ̄ロ ̄lll)
アンディ「僕は、お金も宝も欲しくありませんが、彼女が妻になってくれるなら・・・。」
・・・あ、アンディ!?
あなたのお名前、アンディって言うのっ!?
(そこか・・・。)
困った・・・。
こころ、アンディちゃんには意地悪出来ない・・・
(何故・・・。)
この日のルドマン様の重大発表とは。
娘との結婚の条件でした。
「この大陸のどこかに二つの不思議な指輪がある。
炎のリングと、水のリング。
この二つのリングを手に入れ、
娘との結婚指輪にできたなら、喜んで結婚をみとめよう。」
なんだよ、その厳しい条件・・・。
この親父・・・。
娘をヨメに出す気なんか、さらさら無いんじゃないのか?
*「待ってください!」
おや?
お嬢さんは、さっきこころをナンパしようとした、可愛い子ちゃんじゃないの。
フローラ「お父様、私は夫となる人だけは、自分で決めたいんです。」
おやおや、まぁまぁ。
この子がフローラちゃんか〜(*´д`*)うふふ
フローラ「どうかお願いです!私などのために、危ないことをしないで下さい。」
かわいいのう〜。白バラだのう〜(*´д`*)うふふ
フローラ「あら?あなたは、さっきの・・・。」
おっと、しまった。バカ面してた・・・。
フローラ「それでは、あなたも、私の結婚相手に?」
はぁ・・・。
今のところ流れで、そんな感じになっちゃってますが・・・。
ルドマン「なんだフローラ、知り合いなのか?」
ええ。初恋の相手です。
(そうなの!?)
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