その1。











おんぎゃああああああ〜(産声)!








パパス王のところに、元気な男の赤ちゃんが生まれました。




王様は大喜びです。



浮かれ調子のままに、
王様はお妃様のマーサに告げます。



パパス王「子供の名前を考えたんだ!」


マーサ妃「あら、何かしら?」




なにかしらん?( ´д` )







パパス王「トンヌラというのはどうかな?」



マーサ妃「・・・・・・。」








すごいな、そのネーミングセンス・・・。
(お妃様は一瞬固まりました。)







マーサ妃「ステキな名前ね!いさましくて賢そう!」









どこがっ!?( ̄□ ̄;)






大丈夫か、この夫婦!!
大丈夫か、この国!!







マーサ妃「でも、私も考えていたのです・・・。」
















うまい・・・。








相手の意見を認めつつ、自分の意見もしっかり言う!



王様を手玉に取りたいときは、こうすれば良いのか。よしよし。
(メモらない!)





うう〜〜ん。
素晴らしきかな内助の功。


大丈夫だ、この夫婦。
大丈夫だ、この国。









マーサ妃「カンダタなんてどうかしら?」





あら、いいんじゃない?(*´д`*)うふふ
(うそです。)















・・・って、
こんな夢を見たんだけど、父ちゃん(´・ω・`)








パパス「はっはっは!王宮にいた!?そんなわけないじゃないか!」











父ちゃん・・・。
いかにも何か隠していそうな感、ありありだよ。
(バレバレだよ父ちゃん。)








「ああ、うん、そうだね・・・・・・。」

でも、気を使ってごまかされて上げる、優しい息子。
(目は合わせられない。)





















今は、父ちゃんと二人で船旅をしています。
父ちゃんは、何か大切なモノを探しているようです。

何を探しているのか、まだ解りません。





父ちゃんは、パパスと言います。



「武骨」という言葉が、これほど似合う男もまぁいません。
そんな外見です。

しかし、あんまり人を乗せないという船に、
特別に乗せてもらえるほどの、コネは持ち合わせています。


ちょっとした権力者に違いないとにらんでいます。







この船は、ルドマン様という変な名前の人の船です。

いきなり「様付け」で呼ばれる人の登場に、僕の胸は騒ぎます。
(対抗意識で騒ぎます。)



この船の宝箱には、全部鍵がかかっています。





早く大きくなって、
この船のお宝を全部いただきに参上するのが、今のところ僕の目標です。
(お巡りさーん!泥棒の卵がー!)










あ・・・。
冒頭の説明文をまとめている間に、船が港についたようです。





じゃあ、さっさと荷物をまとめて船をおりよう。



忘れ物の無いように!

タンスの中とか!
引き出しの中とか!
タルの中とか!
ツボの中とか!

宝箱の中もっ!!

開かない!きーーーーっ!!!

















こころが降りようとした、ちょうどその時、
偉そうなおじさん風情が船に乗って来ました。







これが、ルドマンです。












ふ〜ん(*´д`*)
(笑顔の下に対抗心。)










ルドマンは、女の子を連れていました。

この女の子はルドマンの娘で、フローラと言います。





髪の毛ブルーに、おめめぱっちり。



かわいいです。

パパに似なくて良かったね。









とりあえず船を降りる前に、
フローラちゃんのお部屋に遊びに行きましょう。










え?宝箱のカギが欲しいんだろうって?





いやだな〜。違いますよ。



ただのご挨拶ですよぉ。


















コネというものは作っておいて損はないのです。

特にお金持ちとはね!きらり!
(い、いやらしい・・・。)





















・・・ぇっ。





・・・うぇっ。





うぇぇえええぇ〜〜〜っ!
げぇ〜〜〜っ!!
(え・・・。)


















す・・・。


す・・・。




3Dに酔っちゃったみたい・・・(涙目)。




























ちゅ、中断・・・(顔色真っ青)。
(情けない・・・(´・ω・`))













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