その30。







・・・何か忘れているような気がする・・・。








あ!思い出した。
おちゃめだ、おちゃめ。


おちゃめ元気かなぁ〜〜(★´ー`★)


おちゃめというのは。
旅の途中で、カタコトのおっさんに預けた商人です。

ふいに思い出したので。
会いに行ってみることにしました。




するとどうでしょう。

前は、な〜〜〜〜んもなかった村が。
大きい町になってるじゃありませんか。



町の人
「おちゃめバークへようこそ。」





んなっ( ̄□ ̄;)!!!!!!!!ピクッ




おちゃめバークだと??




なんだ、おちゃめは。
街に、自分の名前が付くほど、えらいのか!?

おちゃめは、なんだ?


ワシントンか!?
レーニンか!?



おちゃめ、すごいやないか・・・。


ふ・・・。
こ、こんなことくらいで、
こころに勝ったと思うなよっヽ(`Д´;)ノ









街の人
「ここは、おちゃめ様が作られた街です。」






・・・・・・。






・・・・・・。







・・・・・・。







おちゃめ・・・









・・・・・・・・ふ〜ん(  ̄ー ̄;)
(あ、怒ってる怒ってる(笑))



どういうことだ、これは。



誰も、わしを勇者様と呼ばんのに。
おちゃめは様付けかい?



金持ちは、そんなにエライのかぁ〜〜〜〜!!ヽ(`Д´)ノ
(エライんです。)






切なくなってきたので、酒でも飲もう。

この街のバーは騒々しい。
ダンサーはいるし、バニーちゃんはいるし。


バニーちゃん
「ねぇ、そこのお兄さん今夜私のこと慰めて。」

こころ
「いやじゃ、ボケ。」


こんな会話が繰り広げられる店内。

こういうの、おちゃめの趣味かぁ?
こころは、騒々しいのは駄目ねぇ〜。

もっと静かに酒が飲めるところに移動しようぜと。
店を出る勇者ご一行様。



その行く手を防ぐ店員。



店員
「お会計、50000ゴールドになります」








・・・げっ。










ぼったくりバーやんか( ̄□ ̄;)!!!!!!!!





おちゃめ・・・。
こんな商売してんのか、お前は・・・。



やるじゃん(★´ー`★)
(見直すなっ!)






店を出てウロウロしていると。
街外れで、何やら密談を交わす男たちを発見。


男たち(密談中)。
「もう、それしかない。」
「こうなったら、やるしかない。」
「おちゃめのやり方には、ついて行けない」









|柱|д`)じぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ
(壁に耳アリ、柱に勇者アリ。)







男たち(驚愕中)。
「!!」
「!!」
「!!」









|柱|д`)見ちゃった♪くすっ♪
(「しめしめいいコト聞いた」とか思ってます。)





男たち(開き直り中)。
「止めても無駄だからな!」
「もう革命を起こすしかないんだ!」
「あんた、この話は他言無用だぞ!!」








|柱|д`)え〜〜〜。どうしよっかなぁ〜〜??
(「口止め量は貰えんのかしら?」とか思ってます。)







他言無用ったって。
一応おちゃめは。
わしらの、元旅の仲間よ?


カタコトのおっさんに頼まれたからだけど。
一瞬しか一緒にいなかったけど。
適当に名前付けたけど。


それでも、元旅の仲間よ??





チクるに決まってんじゃ〜〜〜ん♪うほほ。



・・・それにしても、おちゃめの奴。
何をやらかしたんじゃ??


ということで。
おちゃめの家までやって来た。



家っつうか・・・。



・・・お屋敷・・・??



こんなデカイ家に住みやがって・・・。
おちゃめめ・・・。

こんなことで、こころに勝ったと思うなよヽ(`Д´;)ノ



忠告してあげるついでに、文句の一つも言ってやろう・・・。
(どっちが「ついで」だか、解りゃしない)




門番
「おちゃめ様は、もうお休み中だ!帰れ、帰れ!」





がふっ( ̄□ ̄;)!!!!!!!!
・・・門番までいるんかい!!





わしは、おちゃめの名づけ親だぞ!?
通さないなんて、どういう了見だ!?




しかし、門番は頑として、通してくれません。



ふと見ると、同じように通してもらえない、老人発見。





老人
「おお!あんた、わし、覚えてる?はじめから、ここ、いた」



おおおお!
あんた、カタコトのおっさん!



カタコトのおっさん
「わし、おちゃめに、言う。あんたも、いっしょに、言って欲しい」




うぬぅ〜〜。
おちゃめめぇ〜〜〜〜〜!!



こころのみならず。
カタコトのおっさんにまで迷惑かけるなんて・・・。
(こころさん、別に迷惑かけられてなんか・・・。)








そんな子に育てた覚えはありません!!









あんたなんて、もう知りません!
革命されちまえ!










〜〜〜〜ヽ(;`Д´)ノヽ(;`Д´)ノヽ(;`Д´)ノヽ(;`Д´)ノ
(逃げたっ( ̄□ ̄;)!!!!!!!!)