その19。




迷子になった時は、交番へ行って、道を尋ねましょう・・・。


いやぁ〜、まいったまいった。



橋を越えたところにある、とは聞いていたが・・・。
まさか、橋を二つ越えるなんて、思いもしなかったのよ(´д` )ゞえへッ





そんなこんなで。


ようやく人攫いの洞窟、発見。
(何日、経過しただろうか・・・)







洞窟の内部は、とっても複雑。
まるで迷路です。

でも、このフロアには宝が7つもあるらしいから。
迷路のような洞窟内を、虱潰しに歩いて行きます。

すると、兵士のような人に遭遇。
・・・何やってるんだ?こんな所で・・・。




兵士らしき人。
「この洞窟で迷って、もう何年になろうか・・・。」



何年も迷ってるんかぃ( ̄□ ̄;)!!!!!!!!


その間、何食って生きてんだよっ!?
・・・さては、あんた魔物だな・・・!?

いやいや。
それよか、なによか。
何年も迷ったまんまだなんて。




あんた、相当な方向音痴ね!(≧w≦)ぷっ




自分なんて・・・。
迷って、洞窟に到達すらできなかったクセに・・・。

そんなコト、もうすっかり忘れている、
天才的な方向音痴が、ここに・・・。





さ・・・。
のんびり屋さんは、放って置いて。

宝と、タニアとグプタを探しに、先を急ごう。
(優先順位が・・・。)






洞窟の中、深く深く進んでいくと。
人攫いのアジトを発見しました。

突然現れた訪問者に、人攫い達が立ちはだかります。


ひとさらい。
「お前達、俺達の仲間になりたいのか!?」

勇者。
「はい(即答)」
(・・・おい。)





これは、
「仲間になりたいと言いつつ、人攫いを油断させよう大作戦」です。


・・・ちょっと、本当に仲間になってみたいなぁ・・・なんて、思ってません。


思ってないったら!!ヽ(`Д´;)ノ ギー





ひとさらい。
「今、おかしらは留守だ!出ていけ!!」






が〜〜〜〜ん( ̄□ ̄;)!!!!!!!!
(・・・作戦失敗・・・。)

















仲間にしてくれないのかっ!?
(・・・そっちかっ!)













それならそうと、初めっから言わんかいっ!!!

戦闘開始!ヽ(`Д´)ノ ギー!!
(こんな勇者・・・(泣)。)






戦闘しながら、ふと気付く。
敵キャラクターの名前んところに、注目。

「カンダタこぶん。」




えっ!?

カンダタ!?


カ・ン・ダ・タ!?








きゃぁ〜〜〜〜〜〜〜〜♪♪(←え?)







カンダタ再登場の予感に。
胸躍らせつつ、カンダタこぶんを打ちのめした勇者ご一行。


もうちょっと宝があるはずの、アジトの奥へと足を運ぶ。

そこで、一行が見たものは!
別々の牢屋に閉じ込められた、男と女!!



グプタ
「助けてください!そこのレバーを引いて、扉を開けてください!!」





・・・グプタ、お前・・・。
案の定、捕まってたのか・・・。
(予定通り。)





レバーを引いて、牢を開けてあげると。
グプタが飛び出して来ました。


グプタ
「ああ!!タニア!タニア〜〜〜〜!!」

そして、途端に目の前で、いちゃこら始める、若い恋人達。



( ̄ー ̄;)ピキッ



ねぇねぇ、君達・・・。
「あ・り・が・と・う」は!?

まず、礼を言わんかい!
先に、ありがとうだろう、ありがとう!
ほれ、言ってみろ!


勇者がキレようが、ヒステリ起こそうが、おかまいなし。


すっかり
「二人のために世界はあるの♪」状態のグプタとタニア。

しかし。
そんな自分達の前に立ちはだかる、暗い影があろうとは・・・。

この時の二人には知る由も無い。
(・・・以下次号・・・??)





































いや、続きますよ?








暗い影とは言うまでもない、カンダタです。


カンダタお帰り〜〜っ!!ヽ(*`▽´*)ノ




カンダタ
「・・・・っ!!!?」

カンダタ
「誰かと思えば、またうぬらかっ!!」



あらやだ、カンダタ。
覚えていてくれて、嬉しいわぁ〜〜〜♪(*´д`*)うふふ



どうにも、間違った反応を返しつつ。
戦闘開始。



カンダタ弱。




・・・ごめんよカンダタ。

君の強さを、侮っているワケでは無いのだが。
ここ来るまでに、長いこと迷子になったりしたもんだから。
その間に、一杯モンスターと闘って。
かなり、レベル上がっちゃってるのよ・・・。


ってことで、今の君は、我々の敵ではない。
どちらかと言うと、弟子。



また、速攻で倒されたカンダタ。

カンダタ
「今度こそ、心を入れ替えるから、許してくれよっ(泣)!!」

こころ「はい。(即答)」



許すに決まってるだろ〜!
バカな奴だなぁ(★´ー`★)


ええ。
はっきり言って、そこのバカップルの方が、断然許せません。




グプタ「さぁ!帰ろうタニア!」
タニア「ええ!あなた!」





( ̄ー ̄;)ぴきっ



あ・な・た・・・?
既に、夫婦気取りかい!?ええ!?


ふぅ〜〜。
危ない危ない。
もし、こころが温和な性格じゃなかったら。
ここでもう一つ、別の戦闘が始まるところでした(´〜`;)



ささ、もうバハラタに帰ろうぜ。

気を取り直して。
こしょう屋の親父に、こしょうもらいに行こうじゃないか。









こうして・・・。

無事、営業を再開した、バハラタのこしょう屋。


なんと。
店頭に立っていたのは、親父さんではなく。

礼儀知らずでおなじみの、変な名前の、グプタくんでした。





グプタ「ああ!あなたたちは!!」


・・・もし、我々を忘れてたら、アルテマかましてやるところです。
(ちょっとそれ、ドラクエの呪文じゃないから。)



グプタ「こしょうですね!どうぞ!お金なんてとんでもない!!」


・・・毛頭払うつもりなんて、ございませんが・・・



グプタ「ダーマの神殿は、北の山の、奥だそうです」


・・・も、もう行っちゃいました(。-_-。)ポッ
(・・・ええ、ちょっと事情がありまして・・・。)



















そういえば。
洞窟に置いてきた、方向音痴さんは、今もあの場所に・・・!?
(・・・いるよ・・・。だって、確認しに行ったもんね( ´д` ))